第103周年三一節記念式典の報告

本日(3月1日)は、大韓民国の国定記念日である三一節です。日帝植民地時代に母国の独立を求め、1919年3月1日にソウルの塔洞公園(韓国最初の現代式都市内公園として有名、パゴダ公園とも呼ばれる)で始まり、韓半島各地と海外都市まで広まった、非武装非暴力の万歳運動を記念するための祝日です。

2月26日の土曜日、午前8時半より韓国民団石川県地方本部3Fにて、第103周年三一節記念式典が行われました。コロナ感染者数の増加と蔓延防止措置などを踏まえ、感染予防対策をしっかり実施した上、人数や規模を最小限に抑え、式順なども簡略化して開催しました。

式典には、民団団員と在日同胞を合わせて20名が参加しました。国民儀礼から式典が始まり、全ての式順が韓国語で行われました。コロナのせいで愛国歌の斉唱はできず、音源だけ流す形にしました。

己未獨立宣言書の朗読は、石川民団の役員一同が分けて読み上げました。"오등(吾等)은 자(玆)에 아(我) 조선(朝鮮)의 독립국(獨立國)임과 조선인(朝鮮人)의 자주민(自主民)임을 선언(宣言)하노라"という文章を読むと韓国人なら、胸が熱くなるとともに、現在の自由と民主主義を与えてくださった、独立運動家や先祖の皆様への感謝の気持ちになると思います。

また、決議文では、平和統一やヘイトスピーチ反対などを求め、朴賢沢団長の採択提案により拍手で決議しました。

今回の式典にはコロナのせいで様々な制限があり、とても残念でした。もっとたくさんの方々をお招きし、盛大に開催することが望ましいですが、現状は厳しかったのでやむを得なく縮小した形で開催したこと、大変申し訳なく思っております。

ぜひ、来年の104周年の三節記念式典には、盛大に開催でき、マスクを外して愛国歌の斉唱と万歳三唱ができるようになってほしいです。その時には、皆さんぜひ会場までお越しいただければ幸いです。

カムサハムニダ!

在日本大韓民国民団石川県地方本部

○在日同胞が生存権と生活権を守るために自発的に作った任意団体です。 ○特定の人だけが参加する組織ではなく、在日韓国人や韓半島にルーツをもつ人であればどなたでも参加できる幅広い大衆団体です。 ○在日韓国人の法的・政治的・社会的な権利を守り、生活および民族教育の保障や民族文化の向上を図る活動を行い、在日同胞全体のより良い暮らしを目指す非営利団体です。