能登半島災害支援:輪島市炊き出し
- 民団 石川
- 2024年10月21日
- 読了時間: 2分
2024年10月20日、輪島市の応急仮設住宅にて、炊き出しを行いました。閔興基団長、金聖弼議長、南婦人会長、婦人会員が参加し、被災された方々へ温かい食事と励ましのひとときをお届けすることができました。
今年の元旦に発生した能登半島地震により、輪島市を含む多くの地域で甚大な被害が発生しました。9月10日に、ようやく仮設住宅への入居が始まったものの、わずか1週間後には豪雨による水害が発生し、被災者の方々は再び困難に直面しました。こうした状況に少しでも寄り添いたいという思いで、私たちは輪島へ向かいました。
今回の炊き出しには、民団石川として海苔巻き(キムマリ)、韓国おでん、韓国の伝統菓子である薬菓を用意し、100名以上の方々に提供いたしました。また、インドネシアからは「さて」という羊肉の串が、日本からは焼きそばが提供され、各国の温かい支援が被災者の方々に届けられました。国を越えた支援の輪に、私たちも感動と感謝の気持ちを新たにしました。
9時に現地へ到着後、住民の皆様と一緒に各世帯へチラシを配布し、11時から13時までの間に、炊き出しを行いました。多くの方々が食事を手にして笑顔になり、その姿を見て、私たちも心が温まりました。被災地での支援活動を通じて、少しでも力になれたことに深い喜びを感じました。
今回の炊き出し活動には、輪島市に住んでいる韓国同胞もお越しいただき、貴重な時間を共に過ごしました。
現地の同胞の方々とは、ただ炊き出しの食事を提供するだけでなく、お話しを伺いながら、心の交流を深めることができました。災害という厳しい状況の中でも、同胞としての絆を再確認し、互いに支え合うことの大切さを改めて感じる機会となりました。生活の再建に向けた課題や今後の見通しについても語り合い、彼らが直面している困難を少しでも共有し、励ましの言葉を伝えることができました。
炊き出しの活動後には、輪島の朝市通りにある被災された店舗も訪問し、現場の状況を確認させていただきました。壊れた建物の数々を目の当たりにし、被害の大きさに改めて驚かされましたが、その一方で、店舗の方々が前向きに再建へ向けて努力している姿には、心からの敬意と感動を覚えました。私たちは、現地の方々と共に、言葉を交わし、少しでも慰労の気持ちを伝えることができたことに感謝しています。
私たちは、今後も引き続き、被災地の方々に寄り添い、支援を続けてまいります。未来へと続く笑顔を願い、これからも共に歩んでいきたいと思います。



























